(サムネイル出典: cambio)
「アスレジャー(Athleisure)」という言葉を耳にしたことがある人も多いでしょうか。
これは 「Athletic(運動)」+「Leisure(余暇)」 を組み合わせた造語で、スポーツウェアの機能性や快適さを日常のファッションに取り入れたスタイルのことを指します。
かつてスポーツウェアは日本だと部活動に代表されるような「運動するときにだけ着るもの」でした。しかし、近年は街中やオフィスでも違和感なく着られるほどデザインが洗練され、いまやアスレジャーは世界的なトレンドとして定着しています。
この背景にはいくつかの要因があります。
リモートワークの普及:数年前のコロナ禍をきっかけに、自宅でも仕事でも使える快適な服が求められるようになった。
健康志向・ウェルネスの高まり:ジムやランニングが日常に根づき、運動服がライフスタイルに直結するようになった。
素材の進化:撥水、ストレッチ、吸湿速乾といったテクノロジー素材が、日常着としても違和感なく使えるようになった。
このように、アスレジャーは「楽」だけでなく「大人のきちんと感」を両立できる新しい服のあり方として、30〜50代の男性にとくにフィットするスタイルなのです。
アスレジャーのトレンドの歩み
アスレジャーという言葉が広く知られるようになったのは、2010年代半ばのことです。
カナダ発の Lululemon(ルルレモン) がヨガウェアを街着として打ち出したことで、ニューヨークやロンドンの人々がスポーツウェアを日常に取り入れる光景が広がりました。
その流れは2017年前後にピークを迎えます。海外セレブやSNSの影響で「アスレジャー=新しいライフスタイル」として一大ブームとなり、日本でもファッション誌やセレクトショップがこぞって特集を組みました。
当時は「トレンド」としての印象が強かったものの、そこから約7〜8年を経た今、アスレジャーは完全に市民権を獲得し、“流行”を超えて“定番” へと進化しました。
いまや、単なるスポーツMIXではなく、ビジネスカジュアルや日常着に自然に馴染むワードローブの一部として機能しています。これは素材開発の進化と、ファッション業界全体のカジュアル化の流れが後押しした結果なのだと思います。
大人の男性にこそアスレジャーが向いている理由
では、なぜアスレジャーは30〜50代の男性におすすめなのでしょうか?
若作りに見えない
従来のスポーツウェアと違い、アスレジャーはシルエットやカラーが洗練されており、大人が着ても浮かない。体型カバーと動きやすさを両立
ストレッチ素材やテーパードシルエットにより、体型を拾いすぎず、清潔感を保ちながら快適に動ける。TPOを選ばない
休日の街歩き、在宅ワーク、子供との外出など幅広いシーンに対応。
「ジャケットには堅すぎるけど、スウェットではだらしない」という場面で力を発揮します。
いますぐ真似できるアスレジャーHow to
1 パンツから始める
まずはパンツを変えるのが一番わかりやすい方法です。個人的にジョガーパンツが非常に楽ですっきりして見えるのでおすすめです。
ジョガーパンツ:裾が絞られていて足元がすっきり。スニーカーと合わせやすく、街着としても自然。
イージースラックス:見た目はきれいめ、穿き心地は快適。仕事にも休日にも対応できます。

(画像出典:ARC’TERYX)
2 上半身はシンプルに
上下をスポーツアイテムで固めるとジム感が強くなるので、上は落ち着いたものを。
テックブルゾン:黒やグレーなど控えめカラーを選ぶと都会的。
無地Tシャツやポロシャツ:清潔感を出しやすく、パンツを引き立てます。

(画像出典:DESCENTE STORE)
3 足元はスニーカーで仕上げる
スニーカーは「運動用」ではなく街履き用がおすすめ。
New Balance 990系:大人に似合う落ち着いた存在感。
白スニーカー:どんなスタイルにも合う定番。

(画像出典:New Balance)
4 色と小物で大人らしさを
色数は3色まで:黒・白・グレーを基本にするとまとまりやすい。
小物は上質に:バッグや時計はレザー系で、カジュアルを引き締めましょう。

(画像出典: sazare(サザレ))
ブランド例(WardRove読者におすすめのセレクト)
国内ブランドでの選択肢として、
nanamica(ナナミカ):防水透湿素材GORE-TEXを活かしたコートやブルゾンでアスレジャーを昇華。
White Mountaineering(ホワイトマウンテニアリング):アウトドアと都会を融合させた独自のスタイルが特徴。
まとめ
アスレジャーは「楽なのに、だらしなく見えない」という大人の男性にとって理想的なスタイルです。2017年ごろのブームを経て、今ではすっかり日常に浸透し、流行を超えた“新定番”として定着しました。
まずはジョガーパンツやテックブルゾンといった基本アイテムから挑戦してみましょう。
そして、自分なりのアスレジャーを「休日」「仕事」「家族との時間」などのシーンごとに使い分ければ、あなたのワードローブに欠かせない新しい軸になるはずです。
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