ニューバランス1500は、1989年に登場した1000シリーズの2代目として誕生したモデルです。小Nと呼ばれる小さめのNロゴやスエードとメッシュを組み合わせたアッパー、横から見たときの細めの形が特徴で、現在もMade in UKの代表的な一足として展開されています。
今回は、1500の歴史を押さえたうえで、どんなモデルなのか、大人が選ぶならどこを確認すればいいのか解説していきたいと思います。
1500の歴史

ニューバランス1500は、その時代で最先端技術を投入するコンセプトのいわゆる1000シリーズの2代目として1989年に誕生したモデルです。
1985年に登場した1300のあと、1400の開発が進められていましたが、当時の技術では量産が難しく一度お蔵入りになりました。そのあと1000番台の2作目として先に発売されたのがこの1500になります。
1500はどんなモデル?
ニューバランスには大きく分けてアメリカ製、イギリス製、アジア製などのモデルがありますが、1500はイギリス製のモデルです。
型は、996などと同じSL-1の木型で、全体的に細身の設計になっています。他にもピッグスキンとメッシュを組み合わせたアッパー、細かく分かれたパーツ、小さな刺繍Nロゴなど、Made in UKらしく、ドレス寄りのコーディネートがベースのヨーロッパ人好みのテイストが散りばめられた一足と言えます。

(画像出典: NEW BALANCE)
1500を語るうえで外せないのが、Nロゴの大きさです。ニューバランスというと、横に大きなNロゴが入った574や996を思い浮かべる人も多いと思いますが、この1500は、Nロゴが小さく刺繍されています。小Nモデルの元祖とも言われており、横から見たときにロゴの面積が大きくありません。
そのためニューバランスらしさはありながら、服に合わせたときにロゴだけが目立ちすぎないので、コーディネートをする上での合わせやすさと言うのも、1500の良さかもしれません。
ソールにもある程度の厚みはありますが、1906Rや2002Rのようにメッシュやパーツが大きく出るハイテク系のスニーカーとはまた別物です。アッパーの切り替えやステッチは細かいものの、全体としては派手に見えすぎず、細身のパンツやスラックスにも合わせやすいバランスになっています。
履き心地の面では、ENCAPミッドソールが使われている点も特徴です。軽量な発泡材と、耐久性に優れたポリウレタンリムを組み合わせた作りで、クッション性と安定感の両方を考えた構造になっています。
ただし、1500はやわらかい履き心地だけを売りにしたモデルではないので、かかとまわりにはしっかり硬さがあり、履き始めは少し当たりが気になる人もいると思います。足に合いにくい場合は、紐の締め方を変えたり、インソールの厚みを調整したりすると、履いたときの感覚が変わることがあるので試してみるのもおすすめです。
全体として、1500はニューバランスらしい作りの細かさがありながら、ロゴやパーツの見え方が控えめなモデルです。スニーカーらしさは残しつつ、普段の服に合わせても足元だけが大きく見えにくい。そこが、1500が長く選ばれている理由の一つだと思います。
1500を選ぶならどこを見る?
1500を選ぶときは、まずアッパーの見え方を見ておきたいところです。1500はスエード、メッシュ、ステッチ、小さなNロゴなど、横から見たときのパーツが細かく分かれています。
なので、色の数が多いモデルを選ぶと、1500らしい細かさが出る一方で、足元だけ少しにぎやかに見えることがあります。普段の服に合わせるなら、最初はグレー、ネイビー、ブラック、チャコールのように、パーツの切り替えが強く出すぎない色から見ると選びやすいです。
1500は574のように丸く大きく見えるタイプではないので、ストリート寄りのワイドパンツや裾幅の広いカーゴパンツに合わせると、パンツの太さに対して靴が小さく見えます。できれば細すぎないストレートデニム、太さを抑えたチノパン、裾幅が広すぎないスラックスあたりから合わせると、1500の形がきれいに見えると思います。
裾の長さも裾が靴に少しかかるくらいなら、小さなNロゴとスエードの切り替えが少し見える程度に収まります。反対に、くるぶしが大きく出る短い丈のパンツだと、靴全体がはっきり見えます。1500はパーツの切り替えが多いので、すっきり履きたいなら、まずは裾が軽くかかるくらいのパンツから合わせるか、写真のように一段ロールアップするのも良いと思います。

サイズを選ぶときは、つま先の余りだけでなく横幅も確認しておきたいところです。足幅が広い人や甲が高い人は、いつものサイズだと窮屈に感じることがあります。なので筆者的には、1500を選ぶなら普段のニューバランスより1.0cmアップをまず試してみるのがおすすめです。
もちろん足の形によって合うサイズは変わりますが、1500は横幅にゆとりが多いモデルではありません。試着できるなら、歩いたときに横が強く当たらないか、かかとの硬さが気にならないかまで見ておくと安心だと思います。
まとめ
1500は、派手な配色で見せるよりも、小さなNロゴや細かい切り替えを少し見せるくらいの方が普段の服に合わせやすいモデルです。
パンツは太すぎないものを選び、裾は短くしすぎず靴に軽くかかる程度に。サイズは普段より1.0cmアップも含めて試してみる。このあたりを押さえておくと、1500らしさを残しながら取り入れやすくなるので、ぜひ試してみてください。
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