春夏になると、ポロシャツが気になってくる人も多いですよね。Tシャツだとラフすぎるし、シャツだと少しまじめすぎて見える感じがする、そんなときに使えるのがポロシャツです。
ただポロシャツと聞くと、なんとなくおじさんっぽい、という印象を持つ人も多いはず。実際、ポロシャツは選び方や合わせ方を間違えると、そう見えやすい服かもしれません。春夏は一枚で着ることが多いので、サイズ、生地、襟の形がそのまま見え方に出やすいというのもあります。
とはいえ、ポロシャツそのものが難しい服という訳ではありません。見るところが分かっていれば、春夏の普段着としてちゃんと使えます。
今回は、ポロシャツの成り立ちから確認しながら、なぜおじさんっぽく見えやすいのか、どうすればそう見えにくくなるのかを順番に解説していきたいと思います。
そもそも「ポロ」って

(画像出典: wikipedia)
ポロシャツの「ポロ」は、馬に乗って行う球技のポロから来ています。もともとその競技では襟付きのシャツが着られていて、そこから polo shirt という呼び方が生まれました。
ただ、今私たちが思い浮かべる半袖のポロシャツを広めたのは、ポロ競技そのものというよりテニスウェアの方です。ルネ・ラコステは1933年に、それまでの動きにくい競技用シャツに代わるものとして、軽くて動きやすい襟付きシャツを作りました。それが広まって、今のポロシャツの原型になっていきます。
つまり、名前はポロでも、今のポロシャツはポロ競技だけの服として広まった訳ではありません。スポーツウェアとして生まれて、そのあと普段着として広がっていった服だと考えると分かりやすいと思います。
そして、ポロシャツがおじさんっぽく見えやすいのには、こうした歴史の流れも関係しています。ポロシャツはもともとスポーツウェアですが、20世紀後半にはゴルフの定番として広がり、さらに1990年代にはアメリカのビジネスカジュアルでもよく見られるようになりました。
言い換えると、スーツほど堅くなく、Tシャツほどラフでもない、ちょうどその間の服として定着していった訳です。こうした「無難な大人の男の服」というイメージが長く続いたことで、今でも着方によっては、少し父親世代っぽく見えやすいのだと思います。
ポロシャツがおじさんっぽく見える理由
ポロシャツがおじさんっぽく見える理由は、サイズ、襟と生地、合わせ方。この3つです。
まず分かりやすいのがサイズです。肩が落ちていて身幅が広い。こうなると、上半身がだらしなく見えやすくなります。Tシャツなら多少大きくてもそのまま着やすいのですが、ポロシャツは襟があるぶん、ゆるさがそのまま見えやすいのです。
次に襟と生地です。襟が寝ている、生地が薄い、前立てが波打っている。このあたりがあると、首まわりが急にくたびれて見えます。ポロシャツは襟つきなので、とくにここで差が出やすいと思います。
そして最後は合わせ方です。少し大きめのポロシャツに細身のチノパン、ベルト、細い革靴。この組み方は昔からよくありますが、今見ると少しまじめすぎて、古く見えやすいところがあります。
これらを踏まえておじさんっぽく見せない着方を考えていきます。
ポロシャツをおじさんっぽく見せない着方

やはり肩はきちんと合っていて、オーバーサイズほどではないですが身幅は少し余るくらい、袖も長すぎない。このくらいがいちばんかっこいいと思います。
生地は薄すぎない方が使いやすいですし、襟もへたりにくいものの方が安心です。定番の鹿の子でもいいですし、もっと落ち着いて見せたいならニットポロも合わせやすいと思います。色は無地のネイビー、黒、白、ダークブラウンあたりから入ると失敗しにくいです。大きなロゴや強い配色は、それだけでスポーツっぽさが前に出やすいので、少し難しくなります。
合わせるパンツも大事です。ポロシャツを今の普段着として見せたいなら、パンツは細すぎない方が合わせやすいです。少しゆとりのあるスラックスや、濃い色のデニムくらいの方が自然にまとまります。
靴も、仕事用に見える革靴で固めるより、ローテクスニーカーやローファーくらいの方が春夏らしく使いやすいです。ポロシャツは襟がある時点で少しきれいに見えるので、それ以外まで固めすぎない方がうまくいきます。
まとめ
ポロシャツは、おじさんっぽい服というより、おじさんっぽく見える条件が重なると急に古く見えやすい服です。なので、服そのものを避ける必要はありません。
見るところはそこまでは多くありません。肩が合っているか、袖が長すぎないか、襟が寝ていないか、生地が頼りなく見えないか、パンツが細すぎないか。このあたりを押さえるだけでも、見え方はしっかり変わります。
Tシャツだと少しラフで、シャツだと少し堅い。ポロシャツは、春夏にその間を埋めてくれる便利な服です。まずは無地で形のきれいな一枚から試してみてはいかがでしょうか。
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